東証10時 反発、円高一服で輸出関連株に買い戻し
7日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は前日比70円ほど高い2万0840円近辺で推移している。一時は上げ幅が100円を超えた。外国為替市場で円高・ドル安進行が一服するなか「貿易摩擦や円高懸念で売られてきた電機株や機械株などを買い戻す動きが優勢になっている」(国内証券の情報担当者)という。
半面、前日上昇が目立ったファストリやソフトバンクグループなどの値がさ株の一角が下落している。岡三証券の小川佳紀日本株式戦略グループ長は「指数が上昇するなかでも日経平均先物に積極的な買いが入っていない証左で、相場の先行きに慎重な投資家が多いことを示している」と話していた。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で5080億円、売買高は3億3726万株だった。
東エレクや日東電、ファナックが上昇している。武田や国際石開帝石、ダイキンも買われている。一方、JR西日本とアステラス、関西電が下落。コンコルディやアイシン、ローソンも下げている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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