東証10時 下げ幅一時400円に迫る 米経済懸念で売り優勢
16日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は前日比330円ほど安い1万9200円台で推移している。寄り付き後から下げ幅を広げ、400円近く下げる場面があった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で米経済指標が軒並み悪化したのが、引き続き投資家心理の重荷となった。
市場では「新型コロナによる経済停滞が早期に回復するとの楽観論もあったが、米実体経済への懸念から売りが出やすくなっている」(国内証券のアナリスト)との声が聞かれた。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で5983億円、売買高は3億6201万株だった。
住友不、ホンダ、パナソニックは安い。三井住友FG、三菱重も売られた。半面、味の素が逆行高。NTT、中部電は買われた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕