東証10時、下げ幅拡大 一時600円超安 ファストリ一段安
14日前場・中ごろの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅を広げ、前週末比550円程度安い1万8600円台で推移している。一時は下げ幅を600円超に広げた。円高・ドル安を背景に市場心理が悪化し、内需・外需問わず、幅広い銘柄に売りが広がっている。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はも下げが加速している。
アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油が11年ぶりの安値を付けるなど、原油価格が下げ止まらず、リスクオフ(リスク資産の回避)の様相が一段と濃くなっている。「機関投資家の処分売りが出ているのではないか」(国内運用会社)との声も聞かれた。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で7704億円、売買高は6億7652万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1845と全体の96%を占めた。値上がりは52、変わらずは28だった。
自動車のトヨタやマツダが下落。値がさ株のファストリは一段安。三菱UFJなどメガバンクも安い。一方、ユニーGHDは上昇、くらとファミリーMも上げている。
東証2部株価指数は反落。朝日インテクと象印が下げ、アートSHDとSFJは上げている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕