東証10時 引き続き高い 先物買いで値がさ株が堅調
14日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は引き続き高い。前週末比170円ほど高い2万4030円近辺で推移している。米中関係の改善期待や外国為替市場での円安進行を背景に、投資家心理が一段と上向いている。海外の短期筋などが株価指数先物に断続的な買いを入れ、日経平均株価を押し上げる構図となっている。日経平均への影響度が高い値がさ株が軒並み高となっているほか、世界景気の改善期待から電気機器株や半導体関連株などへの買いも目立つ。
2万4000円を上回る水準では利益確定売りも出ているといい、一段の上値は重い。東証株価指数(TOPIX)は下げる場面もあるなど小幅な上昇にとどまっており、日経平均主導の上昇が鮮明になっている。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で7448億円、売買高は4億2749万株だった。
京セラやNECが上昇。ファストリやソフトバンクグループ(SBG)、東エレクが高い。一方、エムスリーやエーザイ、ヤマハは売られている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕