東証10時 軟調 中国関連にも売り、「米中対立で押し目買い鈍い」の声
23日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は前日比150円ほど安い2万1100円台前半で軟調に推移している。半導体関連や電子部品株に売りが続くなか、安川電や日立建機など中国関連株も下げ幅を広げて相場を下押ししている。市場では「中国の華為技術(ファーウェイ)への制裁もあって通商問題を巡る米中の対立に解決の糸口がみえないことへの懸念が広がっており、押し目買いの動きも鈍い」(国内証券ストラテジスト)との声が聞かれた。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6320億円、売買高は3億5321万株だった。
スズキが下げ幅を広げている。原油安を受けて国際石開帝石など石油関連株の下げも目立つ。一方、ファストリやリクルートが高い。アサヒやキリンHDなど食品株も上昇している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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