東証10時 下げ幅縮小、短期の戻り見込んだ買いも
13日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅を縮小し、前日比120円ほど安い2万1200円台前半で推移している。米中貿易摩擦の激化が懸念され、寄り付き直後に一時200円超安まで下げ幅を拡大した。だがその後は、個人投資家を中心に短期的な戻りを見込んだ買いが入り下げ幅を縮小した。
市場では「米中貿易交渉の先行き懸念から、きょうも先物市場で海外勢を中心とした思惑的な売り買いが交錯している」(岡三証券の小川佳紀・日本株式戦略グループ長)との声が出ていた。
10時現在の東証1部の売買代金は概算は7198億円、売買高は4億5648万株だった。
指数寄与度の高いファストリやソフトバンクグループ(SBG)は引き続き安い。東エレクやアドテストも軟調。半面、スズキやダイキンが上げ幅を拡大しているほか、三井不や住友不は堅調。ディーエヌエは大幅高となっている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
関連キーワード