東証10時 一進一退 景気敏感が支え、「割安感に着目」の声
3日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は前日終値(2万0620円)を挟んで一進一退となっている。米中貿易摩擦の激化を警戒した売りが出るなか、海運や鉄鋼、自動車といった景気敏感株への買いが相場の支えとなっている。市場では「相場は米中貿易摩擦や米追加利下げをかなり織り込んだ水準となっており、下げる場面では割安感に着目した買いも入りやすい」(野村証券の若生寿一エクイティ・マーケット・ストラテジスト)との声が聞かれた。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で3446億円、売買高は2億1414万株だった。
トヨタやホンダ、コマツが高い。三井物や住友商も上昇している。一方、ファナックやファストリが安い。村田製や高島屋が下落している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕