東証10時 2万3000円手前で膠着 中国PMIの低下は重荷
31日前場中ごろの東京株式市場で、日経平均株価は前日比110円ほど高い2万2950円近辺と心理的な節目の2万3000円を前に膠着している。業績内容が良好と受け止められた銘柄への買いが続き相場を支えている。一方、中国景気の先行き不透明感は投資家心理の重荷になっている。
中国国家統計局が日本時間10時に発表した10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月比0.5ポイント低下の49.3と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想を下回った。中国景気の先行き懸念が意識され、安川電など中国関連株に売りが出た。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で7150億円、売買高は4億707万株だった。
塩野義やSCSK、ファンケルが大幅高。資生堂やファストリ、花王も上昇している。一方、コマツやスクリンが下落。ナブテスコやSUMCOも安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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