東証10時 小高い、機械受注を好感 内需株が堅調
11日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は小高い。前週末比80円ほど高い2万2700円台後半で推移している。4月の機械受注が市場予想から大幅に上振れ、自動化関連企業の株価を下支えしている。
内閣府が8時50分に発表した2018年4月の機械受注が市場予想を上回る伸びとなり、ファナックなどに買いが入っている。大和総研の前田和馬エコノミストは「世界経済や設備投資需要の堅調さがうかがえる数字だ。特に『はん用・生産用機械』の伸びが目立ち、ファクトリーオートメーション(FA)など自動化関連の業績の強さが続きそうだ」と指摘する。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で5754億円、売買高は3億7969万株だった。
小売り株などの内需関連株にも資金が流入し、セブン&アイやイオンが年初来高値を付けた。ファストリも上げ幅を拡大した。一方、資生堂は下げ幅を広げている。日東電やマツダが安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕