東証10時、1万5500円台前半で下げ渋り 業績への期待が支え

2014/8/1付
保存
共有
印刷
その他

1日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は下げ渋り。前日からの下げ幅を80円程度まで縮め、心理的な節目となる1万5500円台を維持している。米株式相場の大幅安を受け、日本株にも利益確定を目的とした売りが先行した。一方、下値では業績が好調な銘柄には買いが入っており、相場を下支えしている。

前日の米市場では、ダウ工業株30種平均やハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数などが軒並み下落。「米連邦準備理事会(FRB)による利上げ前倒し観測が浮上していることから、今晩発表の7月の米雇用統計への警戒感が株安につながった」(大和証券の成瀬順也チーフストラテジスト)という。

しかし、米長期金利は横ばい圏で推移するなど投資家のリスク回避姿勢は過度に強まっていないほか、外国為替市場では円高・ドル安が一服。「FRBが早めの利上げに踏み切るほど米景気が回復しているのであれば、円安進行を伴って日本株にも押し上げ要因になる」(成瀬氏)との声もあり、日本株の買い戻しつながった。

中国で発表された7月の中国製造購買担当者景気指数(PMI)は6月から0.7ポイント高い51.7だった。ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想を上回ったが、日本株への影響は今のところ限られている。

JPX日経インデックス400や東証株価指数(TOPIX)はともに下げ幅を縮めた。

10時現在の東証1部の売買代金は概算で6736億円、売買高は7億3435万株。東証1部の値下がり銘柄数は全体の7割にあたる1361、値上がり銘柄数は347で、変わらずは109だった。

個別銘柄では、米株安のあおりを受けて京セラソフトバンクなど日経平均への寄与度が高い値がさ株が安い。顧客情報の漏洩問題に絡み、2015年3月期通期の業績予想を取り下げたベネッセHDは前日から2%超下落した。

一方、値がさ株のなかでもファストリが一時上昇に転じるなど、日本株には買い戻しも入っている。前日に15年3月期の連結純利益の上方修正や増配を発表したガイシが7%超上がった。

東証2部株価指数は続落。ソディックJトラスト長野日無が安い。半面、田淵電Oak森組が高い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]