東証10時 上値重い 金利低下で銀行に売り
10日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は上値が重い。前週末比200円ほど高い2万1100円前後に伸び悩んでいる。米国のメキシコ関税見送りを好感した買いが引き続き優勢だが、徐々に戻り待ちの売りも増えている。米長期金利の低下を受け、追加緩和への思惑から国内でも金利が低下しており、収益が圧迫される銀行や保険株に売りが目立つ。「2万1000円台を一時回復し、目標達成とみた参加者の売りもみられる」(国内証券ストラテジスト)という。
10時現在の東証1部の売買代金は概算は5038億円、売買高は3億1601万株だった。
ファストリやソフトバンクグループ(SBG)が高い。マツダやトヨタなどの自動車株が買われているほか、東エレクやTDKも堅調。半面、KDDIやNTTドコモ、ソフトバンク(SB)が安い。千葉銀や三菱UFJなども軟調だ。HISは大幅安となっている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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