東証10時 上げ幅一時400円超 海外短期筋が先物に買い戻し
20日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は一段高。前日比350円ほど高い2万3700円半ばで推移している。上げ幅は一時400円を超えた。外国為替市場で円相場が1ドル=111円台まで下落したことを受け、海外の短期筋などが売り持ちにしていた株価指数先物を断続的に買い戻している。
東京市場で円安の勢いは鈍っているとはいえ、「1ドル=111円台の水準まで円安が進んだのは日本株にとって好材料」との見方が多く、先物の買い戻しを誘っている。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6317億円、売買高は3億5689万株だった。
TDKやファナック、商船三井などが高い。アドテスト、東エレクなど半導体株も買われている。半面、塩野義や住友不、協和キリンは安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕