東証寄り付き 続落、ハイテク株中心に売り、ソフトバンクGはじり安
7日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続落し、前週末に比べ100円ほど安い2万3100円台前半で推移している。前週末の米国株が下落した流れを引き継いで、投資家が運用リスクを避ける動きが優勢となっている。
高値警戒感が強まっていた米ハイテク株への売りが目立っていたことから、国内でもスクリンや東エレク、アドテストといった半導体関連株などハイテク株を中心に売りが出ている。米ハイテク株のデリバティブ(金融派生商品)取引が伝わったソフトバンクグループ(SBG)が売り気配後、大幅安。その後もじりじりと下げ幅を広げている。
もっとも相場の下値は限られている。前週末公表の8月の米雇用統計で失業率は前月から低下しており、米経済が持ち直しているとの見方が支えだ。円相場も1ドル=106円台前半とやや円安・ドル高方向で、鉄鋼や海運など景気敏感株の一角には買いが入っている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小幅に続落している。
資生堂や花王、アサヒ、キリンHDなどが安い。一方、スズキやファナックが買われている。日精工、千葉銀や新生銀も高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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