東証寄り付き 続落、米株安を嫌気 半導体関連株には買い
26日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日に比べ120円ほど安い2万1000円台半ばで推移している。米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ期待がやや後退した。前日の米株式相場が下落した流れを受け、海外勢が株価指数先物に売りを出している。
25日の米ダウ工業株30種平均は反落し、前日比179ドル安の2万6548ドルで終えた。パウエルFRB議長の25日の講演内容が、7月の利下げに前のめりだった投資家の期待をややしぼませる結果につながった。
東エレクやアドテストなどの半導体関連株は上昇している。半導体大手のマイクロン・テクノロジーが25日の決算説明会で、中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)への出荷を法的に問題のない製品に限り、再開したと発表した。
26日は6月期や12月期決算企業の配当権利落ち日にあたり、市場推計によると日経平均の権利落ち分は30円程度とみられる。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続落している。
指数寄与度の高いファストリやソフトバンクグループ(SBG)が売られているほか、トヨタやマツダ、ホンダも安い。半面、第一三共やアステラスが高いほか、高島屋も堅調。LIXILグは大幅に上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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