東証寄り付き 朝安後に上げに転じる、米株先物が上昇
6日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は下げて始まった後、上昇に転じた。前日に比べ60円ほど高い2万2500円台後半で推移している。2020年4~6月期の決算発表が本格化するなか、ホンダなど業績が悪化した銘柄に売りが先行したが、米株価指数先物が上昇し、投資家心理を支えた。
トヨタや任天堂などの決算発表を6日に控え、投資家の様子見ムードも漂っており、相場全体の値動きはいまのところ限定的。
前日の米株式市場では新型コロナウイルスのワクチン開発期待で、ダウ工業株30種平均が前日比373ドル高と続伸した。一方、フィラデルフィア半導体株指数は小幅に下落しており、東エレクやアドテストなど半導体関連には持ち高調整売りが出ている。20年6月期決算を発表した半導体製造装置のレーザーテクの下げも半導体関連銘柄の重荷になっている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小動き。
ユニチャームやファナック、キッコマンが下落している。JR東日本やキリンHD、OLCが売られている。半面、オリンパスやいすゞ、オリックスが高い。住友鉱や国際石開帝石、伊藤忠が上昇している。ディーエヌエには買い注文が集まっている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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