東証寄り付き 続伸、一時300円超高 コロナ治療・ワクチンに期待感
25日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日に比べ270円ほど高い2万3200円台半ばで推移している。上げ幅は一時300円を超えた。新型コロナウイルス感染症を巡る新たな治療薬やワクチンへの期待感からリスク許容度が改善している。24日の米国株式相場が堅調だったことも支えに幅広い銘柄が買われている。
米政権が英製薬アストラゼネカのワクチンの緊急使用許可を検討していると伝わった。米食品医薬品局(FDA)が既に感染した人の血漿(けっしょう)を使った治療法を認可したこともあり、治療・ワクチンを巡る期待感が相場を支えている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸している。
ナスダック総合株価指数とS&P500種株価指数が24日に最高値を更新したことも投資心理に改善につながっている。米市場で空運株が上昇した流れを受け、東京市場でもANAHDが大幅高になっている。鉄鋼や銀行も高い。
IHI、川重、三井E&Sが高い。日野自やマツダ、ジェイテクトも上げている。半面、エムスリー、サイバー、中外薬が下げている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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