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2018年の大発会である4日朝の東京株式市場で、日経平均株価は大幅に反発している。前営業日比308円高の2万3073円で始まり、その後485円高の2万3250円まで上昇した。日本が年末年始の休暇中だった3日までに米国など海外の株価が上昇し、4日の東京市場でも投資家心理が改善して買いが先行している。
3日発表の米サプライマネジメント協会(ISM)の17年12月の製造業景況感指数が改善するなど、世界的な景気拡大への期待が世界的な株高につながっている。北朝鮮を巡る地政学的リスクはくすぶるが、「米朝が北京で極秘協議」との一部報道もあるなど対話ムードも浮上しており、警戒感は和らいでいる。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発している。
原油価格の上昇で、業種別では石油や鉱業の上昇が目立つ。JXTGと国際石開帝石が昨年来高値を更新した。米国市場で半導体株が上昇し、4日の東京市場では東エレクや信越化といった関連株にも買いが及んでいる。ソニーや京セラも高い。一方、2017年4~12月期の増益率の伸びが鈍化すると伝わった大東建が安い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕