東証寄り付き 小動き 新型肺炎拡大で買い手控え
22日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は前日終値を挟んで小動き。中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の世界的な感染拡大を懸念し、買いが手控えられている。
岡三証券の小川佳紀日本株式戦略グループ長は「2019年4~12月期の主要企業の決算発表を前にきょうも低調な商いは続くだろう」と話す。「これから始まる香港などのアジアの主要株指数が下落して始まれば、日本株の下押し要因となる」との見解を示した。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)も小動き。
リクルートやファミマが高い。信越化やテルモも堅調。半面、ファストリやソフトバンクグループ(SBG)は安い。今期の営業利益が前期推定比3割減となりそうだと報じられた東海カも軟調だ。ディーゼル不正の疑いで家宅捜索が報道された三菱自は大幅安。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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