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10日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸して始まった。一時2万2200円台後半まで水準を切り上げ、前日比の上昇幅は200円を超えた。9日の米株式相場が上昇し、投資家心理が好転。ソフトバンクやファナックといった主力株中心に買いが先行した。1ドル=110円台後半まで円安・ドル高が進んだのも輸出関連株の買いにつながった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸して始まった。
9日は米ダウ工業株30種平均が大きく上げ、約3週ぶりの高値を付けた。今週後半から本格化する主要企業の決算発表を前に金融株が上昇。航空機のボーイングなどの上げが目立った。米中双方から貿易摩擦の深刻化につながる発言が出ていないのも安心感につながり、東京市場では銀行のほか、自動車や機械など輸出関連株の見直し買いを誘った。
9日に排出ガスデータの検査で測定値を改ざんしていたと発表した日産自は、前日午後に下げていたこともあり反発。東エレクや資生堂が買われた。一方、連日で買われていたエーザイは売りが優勢だ。大日本住友や中外薬など医薬品株の一角が下げている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕