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18日の東京外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに反落した。17時時点は1ドル=107円29~32銭と、前日の同時点に比べ30銭の円安・ドル高だった。次期米国務長官のポンペオ米中央情報局(CIA)長官が数週間前に北朝鮮を訪問し、金正恩(キム・ジョンウン)委員長と面会していたと米紙が報道。米朝首脳会談に向けた準備が進んでいるとして市場のリスク回避姿勢が後退し、相対的に「低リスク通貨」とされる円には売りが優勢となった。18日の日経平均株価が大幅に上昇したことも円相場を押し下げた。
10時前の中値決済では、ドルが不足ぎみだったようで国内輸入企業による円売り・ドル買いが優勢となった。
一方、18日まで続く日米首脳会談で、米国が日本に通商や通貨政策で圧力をかけてくるとの警戒感も根強く、円相場の下げ幅は限られた。
9~17時の円の安値は107円39銭近辺、高値は107円01銭近辺で値幅は38銭程度だった。
円は対ユーロで小幅に反発した。17時時点は1ユーロ=132円66~69銭と、同3銭の円高・ユーロ安だった。
ユーロは対ドルで3営業日ぶりに反落した。17時時点は1ユーロ=1.2362~65ドルと同0.0040ドルのユーロ安・ドル高だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕