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23日の東京外国為替市場で、円相場は3日続伸した。17時時点では祝日前21日の同時点に比べ18銭の円高・ドル安の1ドル=108円38~39銭近辺で推移している。英議会下院が欧州連合(EU)離脱関連法案を早期に成立させるための動議を否決した。離脱を巡る審議に不透明感が強まったとの見方から「低リスク通貨」とされる円が買われた。
米長期金利が日本時間23日の時間外取引で低下したのも日米の金利差縮小を見込んだ円買いを誘い、相場の支えとなった。日経平均株価が下げる場面で歩調をあわせた円買い・ドル売りが増え108円25銭近辺まで上昇したが、英EU離脱を巡る動向を見極めたいとして次第に膠着感が強まった。
9~17時時点の円の安値は108円48銭近辺で、値幅は23銭程度だった。
円は対ユーロで11営業日ぶりに反発した。17時時点では同63銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=120円57~58銭近辺で推移している。英政府が目指す早期のEU離脱が困難になり、政治的な混乱が長引くとの警戒から円やドルに対してユーロ売りが出た。
ユーロは対ドルで6営業日ぶりに反落した。17時時点は同0.0039ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1125ドル近辺で推移している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕