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22日の東京外国為替市場で円相場は小幅に下落した。17時時点は1ドル=108円59~60銭と前日同時点に比べ2銭の円安・ドル高だった。日経平均株価の上昇で投資家のリスク回避姿勢が後退し、歩調をあわせた円売り・ドル買いが出た。国内輸入企業からも円売りが出た。
日本時間夕方には、韓国側が日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を終了しないとの方針を日本政府に伝えたとの政府関係者の話が報じられ、日韓や米韓の関係悪化への警戒感が和らぎ、「低リスク通貨」とされる円に売りがやや増えた。
もっとも、円の下値は堅かった。新たな取引材料に乏しく米中貿易協議の動向を見極めたいとの様子見姿勢が強かった。週末を前に積極的に持ち高を傾ける動きも限られた。
円は対ユーロで上昇した。17時時点は1ユーロ=120円14~16銭と前日17時時点に比べ7銭の円高・ユーロ安だった。21日の米長期金利の上昇で、欧米金利差の拡大を意識したユーロ売り・ドル買いが出て、円に対してもユーロ売りが優勢だった。
ユーロは対ドルで下落した。17時時点は1ユーロ=1.1064ドル近辺と同0.0008ドルのユーロ安・ドル高だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕