外為12時 円、114円台前半に反落 米金利上昇と輸入企業の売りで
27日午前の東京外国為替市場で円相場は反落した。12時時点では1ドル=114円13~16銭と前日17時時点に比べ36銭の円安・ドル高で推移している。10時すぎに114円27銭近辺と7月11日以来、約3カ月半ぶりの安値を付けた。欧州中央銀行(ECB)が26日の理事会で量的緩和の終了に慎重姿勢を強めた一方、26日以降の米金利が上昇し、ユーロ売り・ドル買いが拡大。米金利の先高を意識した投資家から対円でもドル買いが入った。
10時前の中値決済ではドルが不足した。月末決済に絡む国内の輸入企業からの円売り・ドル買いも膨らんだ。9~12時の円の高値は1ドル=114円01銭近辺で、値幅は26銭程度だった。
円は対ユーロで大幅に反発した。12時時点では1ユーロ=132円80~83銭と同1円66銭の円高・ユーロ安で推移している。ECB理事会を受けたユーロ売りが対ドル主導で進み、対円でもユーロ売りが優勢だった。
ユーロは対ドルで大幅に反落した。12時時点では1ユーロ=1.1634~37ドルと同0.0184ドルのユーロ安・ドル高だった。10時すぎには1.1625ドル近辺と、3カ月ぶりの安値を付けた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕