外為12時 円、104円台半ばに下落 世界的な株高で売り優勢
17日午前の東京外国為替市場で円相場は小幅に下落した。12時時点では1ドル=104円49~50銭と、前日17時時点と比べて5銭の円安・ドル高だった。新型コロナウイルスのワクチン開発への期待感から世界的に株式相場が上昇し、「低リスク通貨」とされる円は売りが優勢だった。
売り一巡後は底堅く推移した。前日の海外市場では1ドル=105円ちょうど近辺で売りが一服し、下値余地が乏しいとみた投資家の円買い・ドル売りが入りやすかった。朝方堅調だった日経平均株価が伸び悩んだことも、下支え要因となった。
ただ、国内事業会社の売買が低調だったほか、日本時間17日の米長期金利がおおむね横ばい圏で推移したことで売買見送りムードも強く、狭い値幅で推移した。
円は対ユーロで下落。12時時点では1ユーロ=123円94~96銭と、同12銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで買われ、12時時点では1ユーロ=1.1861~62ドル近辺と、同0.0006ドルのユーロ高・ドル安だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕