2019年2月17日(日)

外為12時 円、大幅続伸 一時111円台後半 株大幅安に歩調合わせ

2016/2/12 12:23
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12日午前の東京外国為替市場で円相場は大幅続伸した。12時時点では1ドル=112円25~27銭と前営業日の10日17時時点に比べ2円63銭の円高・ドル安水準で推移している。日経平均株価の下げ幅が一時800円を超え、一段と運用リスクを取りづらくなった投資家が低リスク資産とされる円に買いを入れた。円は日経平均の下落に歩調を合わせ、9時15分ごろに111円88銭近辺の高値を付けた。

イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長による11日の議会証言を受け、FRBは利上げを急がないとの見方から円買い・ドル売りが先行した。米長期金利低下で、日米金利差が縮小するとの思惑も円の支援材料となった。

麻生太郎副総理・財務・金融相は10時前、為替介入について「コメントすることはない」と述べた。為替政策は「必要に応じて適切に対応していく」と話したが、相場の反応は限られた。

黒田東彦日銀総裁は衆院財務金融委員会に出席し、足元の市場の動揺は「ファンダメンタルズに反した過度な動き」との見解を示した。「緩やかな景気回復が続くというメーンシナリオは変えていない」とし、マイナス金利政策の「所期の効果は現れている」と述べた。11時50分過ぎに、日本経済新聞などが「黒田総裁が首相官邸に入った」と報じ、円相場がやや弱含む場面があった。

9~12時の円の高値は111円88銭近辺、安値は112円60銭近辺で、値幅は72銭程度だった。10時前の中値決済については「ドル・円の需給に大きな偏りはみられない」(国内銀行)との指摘があった。国内企業など実需勢は「相場の動きが荒いため、様子見姿勢を強めている」(同)という。

円は対ユーロで反発した。12時時点では1ユーロ=126円93~96銭と同2円65銭の円高・ユーロ安で推移している。世界的なリスクオフを受けて対ユーロでも円高が進んだ。11日の海外市場の時間帯では、円がユーロに対し一時125円79銭近辺まで買われ、2013年6月17日以来、2年8カ月ぶりの高値を付けた。

ユーロは対ドルで続伸した。12時時点では1ユーロ=1.1305~09ドル近辺と同0.0026ドルのユーロ高・ドル安水準で推移している。対円でのドル安が対ユーロにも波及した。欧州中央銀行(ECB)による金融緩和を受けてユーロを売り持ちにしていた一部参加者が、外部環境の悪化を受けて手じまい目的でユーロを買い戻す動きも入った。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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