外為10時 円、高値圏で小動き 112円台後半 輸入企業の円売りが重荷
18日午前の東京外国為替市場で円相場は高値圏で小動きとなっている。10時時点では1ドル=112円73~74銭と前日17時時点に比べ67銭の円高・ドル安だった。日経平均株価の下げ幅が一時400円に迫ったことなどを背景に投資家のリスク回避の姿勢が強まり、円買い・ドル売りが優勢だった。一方で国内輸入企業の円売り・ドル買いが相場の重荷となった。
10時前の中値決済に向けてはドルが不足していたようだ。「国内輸入企業の円売り・ドル買いが多かった」(国内銀行)との声が聞かれた。1ドル=112円台の円高・ドル安水準とあって、円売り・ドル買い注文が膨らんだようだ。
円は対ユーロで一段高。10時時点では1ユーロ=127円91~92銭と同44銭の円高・ユーロ安だった。日本株安を背景に、リスク回避目的の円買い・ユーロ売りが入った。
ユーロは対ドルで伸び悩んだ。10時時点では1ユーロ=1.1346~47ドルと同0.0028ドルのユーロ高・ドル安だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕