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3日午前の東京外国為替市場で円相場は伸び悩んだ。10時時点では1ドル=109円11銭近辺と前日17時時点に比べ48銭の円高・ドル安水準で推移している。10時前の中値決済に向けては「ドルが不足していたようだ」(国内銀行)との声が聞かれた。国内輸入企業による円売り・ドル買いが相場の重荷となったようだ。
2日の東京の取引時間中に109円台後半と5月下旬以来の円安水準を付けるなど、このところ円売り・ドル買いが進んでいた。だが3日早朝に円は108円台後半まで上昇。ドルの安値圏ではドルを買いたい投資家が多いようだ。一時は300円超下げていた日経平均株価が急速に下げ渋っていることも投資家心理の悪化に歯止めをかけ、円の上げ幅縮小につながった。
円は対ユーロではじり安となっている。10時時点では1ユーロ=120円81~83銭と同8銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで、高値圏で小幅な動きとなっている。10時時点では1ユーロ=1.1073~74ドルと同0.0057ドルのユーロ高・ドル安だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕