外為10時 円、小幅高に転じる 月替わりで買い戻し
1日午前の東京外国為替市場で円相場は小幅高に転じた。10時時点は1ドル=105円80~81銭と前日17時時点に比べ2銭の円高・ドル安だった。月替わりで円を売り持ちにしていた投資家から買い戻しが入っているという。米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長が講演で金融緩和の長期化を示唆したことを、円買い・ドル売り材料として蒸し返している面もあるようだ。10時前の中値決済に向けては「ドル需給は拮抗していた」(国内銀行の為替担当者)との声があった。
円は対ユーロでは下落している。10時時点は1ユーロ=126円37~39銭と同53銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルでも上昇し、10時時点は1ユーロ=1.1944~45ドルと同0.0052ドルのユーロ高・ドル安だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕