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外為10時 円、113円台後半で推移 日銀の緩和継続観測が重荷

10日午前の東京外国為替市場で円相場はやや安い水準で推移している。10時時点では1ドル=113円83~86銭と前日17時時点に比べ20銭の円安・ドル高だった。日米金利差が拡大していくとの見方から円売り・ドル買いが出ている。

日銀が8時50分に公表した4月開催の金融政策決定会合の「主な意見」によると、「現在の強力な金融緩和をしっかりと継続することが重要」との意見が多数を占めていた。市場では「金融引き締めに向かうとみられている米国との方向性の違いが意識され、円の重荷になった」との声があった。

日銀の黒田東彦総裁は衆院財務金融委員会に出席し、国債の買い入れペースについて「足元は年60兆円前後」と述べた。一方、主な意見では「年間80兆円のめどとの関係で問題は生じていない」との指摘があった。外為市場では「発言内容に目新しさはない」との受け止めから反応は限られた。

10時前の中値決済に向けては国内の輸出入企業から売買注文が交錯したようだ。

円は対ユーロで伸び悩んだ。10時時点では1ユーロ=124円02~06銭と同10銭の円高・ユーロ安で推移している。対ドルの円売りが対ユーロの円相場の上値を抑えた。

ユーロは対ドルで安い水準でもみ合っている。10時時点は1ユーロ=1.0893~96ドルと同0.0030ドルのユーロ安・ドル高で推移している。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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