外為8時30分 円、反落し109円台半ば 米中合意観測や英総選挙受け
13日早朝の東京外国為替市場で円相場は反落して始まった。8時30分時点では1ドル=109円48~49銭と、前日の17時時点に比べ84銭の円安・ドル高だった。米中貿易協議の進展期待が強まり投資家のリスク回避姿勢が後退した。英国が欧州連合(EU)から「合意なき離脱」を迫られるとの警戒感も後退し、「低リスク通貨」とされる円に売りが先行している。
円はユーロに対して続落して始まった。8時30分時点では1ユーロ=122円49~50銭と、同1円50銭の円安・ユーロ高だった。7時30分前後には一時122円58銭近辺まで下げ、7月上旬以来ほぼ5カ月半ぶりの円安・ユーロ高水準を付けた。英総選挙で与党・保守党が過半数を確保する勢いと伝わり、EU離脱を巡る不透明感が薄れたとして英ポンドとともに欧州通貨であるユーロに買いが入った。
ユーロの対ドル相場は続伸して始まった。8時30分時点では1ユーロ=1.1187~88ドルと、同0.0050ドルのユーロ高・ドル安だった。7時40分過ぎには一時1.1200ドルまで上昇し8月中旬以来、約4カ月ぶりのユーロ高・ドル安水準を付けた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕