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NY商品、原油が大幅続落 一時1年2カ月ぶり安値 金も大幅安

【NQNニューヨーク=横内理恵】28日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は大幅に続落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の4月物は前日比2.33ドル安の1バレル44.76ドルで取引を終えた。新型コロナウイルスの感染拡大が世界景気を押し下げ、原油需要の減退につながるとみた売りが続いた。

一時は前日比7%近く下落し、43.85ドルと2018年12月以来、1年2カ月ぶりの安値を付けた。世界保健機関(WHO)が新型コロナについて、世界全体の危険度を「高い」から「非常に高い」に引き上げた。これまでは中国内の危険度を「非常に高い」としていたが、警戒度を高めた。新型コロナのまん延でヒトやモノの移動が制限され、幅広い分野で供給網の混乱や需要減退を引き起こすとの懸念が強まっている。原油の消費にも響くとの見方から売りが優勢だった。

米株式相場が下げ止まらず、28日もダウ工業株30種平均の下げ幅が1000ドルを超える場面があった。投資家のリスク回避姿勢が強まっていることが原油先物の売りを誘った面もあった。

時間外では下げ渋っている。午後に米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が声明を発表し、新型コロナが米景気に与えるリスクが大きくなっているとして「経済成長を支えるために適切に行動する」との見方を示した。利下げを示唆したとの受け止めもあって株式相場が下げ幅を縮小する場面があり、原油先物もやや水準を切り上げた。

ニューヨーク金先物相場は大幅に4日続落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である4月物は前日比75.8ドル安の1トロイオンス1566.7ドルで取引を終えた。世界的な株安に歯止めがかからず、最近まで利益の出ていた金先物にも手じまい売りが広がった。株などの信用取引で担保価値が目減りした投資家が追加証拠金の差し入れを迫られ、金先物を売って手当てしているとの指摘もあった。

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