NY商品、原油が小反発 在庫減を好感 金は上昇

2015/5/29付
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【NQNニューヨーク=古江敦子】28日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が4営業日ぶりに小反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の7月物は前日比0.17ドル高の1バレル57.68ドルで終えた。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間の米石油在庫統計で、原油在庫が4週続けて減少した。需給の緩みが解消に向かっているとの見方から先物には買いが入った。

ガソリン在庫が大幅に減ったことも原油先物の買いを促したとの指摘もあった。米国では夏のドライブシーズンに入り、ガソリン需要の増加が見込まれている。原油から精製されるガソリンの消費が増えれば、原油在庫の一段の減少につながるとの見方が相場を支えた。

ただ、原油先物は56.51ドルと期近物としては4月28日以来1カ月ぶりの安値を付ける場面もあった。外国為替市場でドルが円やユーロに対して強含んだ場面で、ドル建てで取引される原油の割高感を意識した売りが出た。

ガソリンとヒーティングオイルは4営業日ぶりに反発した。

金先物相場は上昇した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で、この日から取引の中心となった8月物は前日比2.3ドル高の1トロイオンス1188.8ドルで終えた。取引終了にかけてドルが対ユーロで下げたことを手掛かりにして、ドルの代替投資先とされる金には買いが増えた。このところ金先物相場の下落が続いたため、値ごろ感からの買いも入りやすかった。

もっとも、市場では「目先は上値が重い展開が続く」(米貴金属アナリスト)との見方が多い。米連邦準備理事会(FRB)による年内の利上げ観測が強まっており、金市場への余剰資金の流入が細ることが警戒されている。

銀は4営業日ぶりに反発。プラチナは5日続落した。

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