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NY商品、原油が続伸 45ドル台後半 FOMC後に買い、金は続伸

【NQNニューヨーク=川内資子】27日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は続伸した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で、期近の6月物は前日比1.29ドル高の1バレル45.33ドルで取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表後に買いが膨らみ、一時45.62ドルまで上げた。期近物として2015年11月6日以来ほぼ5カ月半ぶりの高値を付けた。先行きの原油の需給改善を意識した買いが続いた。

米連邦準備理事会(FRB)が午後にFOMCの結果を発表した。金融政策の据え置きを決めたうえ、FOMC声明の書きぶりから市場では今後の米利上げペースは緩やかになるとの見方が改めて強まった。外国為替市場でドルが対ユーロなどで軟調に推移し、ドル建てで取引される原油には割安感から買いが入った。

朝方にも、米石油関連機関が前日夕に発表した週間の在庫統計を材料に買いが膨らむ場面があった。その後、午前中ごろに米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が発表した週間の石油在庫統計で原油在庫は市場予想を上回って増えた。統計を受けて売りが膨らむ場面もあったが、続かなかった。

ガソリンとヒーティングオイルはそれぞれ続伸した。

ニューヨーク金先物相場は3日続伸した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である6月物は前日比7.0ドル高の1トロイオンス1250.4ドルで終えた。ドルが対ユーロなどで下げた場面で、ドルの代替投資先とされ逆の値動きをしやすい金が買われた。

銀とプラチナは3日続伸した。

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