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商品概況

NY商品、原油が急反発 サウジ施設への攻撃受け、金も反発

2019/9/17 5:02
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【NQNニューヨーク=川内資子】16日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は5営業日ぶりに急反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で、期近の10月物は前週末比8.05ドル(14.7%)高の1バレル62.90ドルで取引を終えた。一時63.38ドルと期近物として5月21日以来ほぼ4カ月ぶりの高値を付けた。サウジアラビアの石油施設への攻撃を受け、中東産原油の供給が細るとの警戒感が強まり買いが膨らんだ。

サウジの国営石油会社サウジアラムコの石油施設が14日、無人機の攻撃を受け日量570万バレルの生産が停止した。同国の産油量の約半分で、世界の石油供給量の5%を超える。サウジは相当の在庫を国内に持ち、増産の余力も大きいとされる。ただ、攻撃を受けたのはサウジの石油生産の要とされる施設で、生産量の回復に時間がかかる可能性が意識された。

今回の攻撃の犯行声明を出した親イラン武装組織フーシは16日、攻撃を続ける方針を示したと伝わった。市場では「アラムコは数日中に輸出再開の方針を示したが、攻撃が一度きりだと確信する理由は何もなく今後も続きかねない」(RBCキャピタル・マーケッツ)との警戒感が強い。10月物は日中はほぼ一本調子で上昇し、午後にこの日の高値を付けた。

16日朝方にかけて相場は上げ幅を縮める場面があった。トランプ米大統領が15日、原油の供給不安を和らげるため「必要に応じ、石油の戦略備蓄を放出することを承認した」と発表した。需給引き締まりは当面回避されるとの見方を誘った。

ニューヨーク金先物相場は反発した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前週末比12.0ドル(0.8%)高の1トロイオンス1511.5ドルで終えた。サウジの施設への攻撃を受けて中東の地政学リスクの高まりへの警戒感が強まった。現物資産の裏付けがあり安全資産とされる金先物への買いが優勢になった。

ただ、外国為替市場ではドルが対ユーロなどで上昇した。ドルの代替投資先とされる金を売る動きも出て、上値は重かった。

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