2月20日 | 151.947 | +0.532 |
---|
日経チャンネルマーケッツでは、マーケット・経済専門チャンネル日経CNBCの番組をライブ配信。配信中の番組から注目のトピックスをお届けします。
【NQNニューヨーク=森田理恵】6日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は3営業日ぶりに反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の3月物は前日比0.35ドル高の1バレル54.01ドルで取引を終えた。米原油在庫の増加幅が市場予想を下回り、需給悪化への懸念が和らいだ。
米エネルギー情報局(EIA)が午前に発表した週間の米石油在庫統計で、原油在庫が市場予想ほど増えなかった。ヒーティングオイルや軽油の在庫は予想以上に減った。前日夕の米石油協会(API)の統計で原油在庫が大きく増えたため政府統計でも在庫増が警戒されていたが、結果を受けて安心感が広がった。
石油輸出国機構(OPEC)の協調減産が進んでいることも相場を支えた。米調査会社S&Pグローバル・プラッツの調べでは、1月のOPECの産油量が2015年3月以来の低水準に減った。米政府の経済制裁に伴うベネズエラの供給減が原油高につながるとの思惑も根強い。
ニューヨーク金先物相場は4日続落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である4月物は前日比4.8ドル安の1トロイオンス1314.4ドルで終えた。外国為替市場でドルが対主要通貨で上昇し、ドル建てで取引される金先物の重荷になった。