2019年6月19日(水)

NY商品、原油が小幅続伸 米・イランの緊張高まりで

2019/5/16 5:01
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【NQNニューヨーク=岩本貴子】15日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は小幅に続伸した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の6月物は前日比0.24ドル高の1バレル62.02ドルで取引を終えた。イランとの対立を受け、米国がイラクにある米大使館職員らに出国を要請した。中東の地政学リスクの高まりを警戒した買いが入った。

米国務省は15日、イラクにある米大使館と米領事館の職員のうち、緊急性の低い業務の従事者に出国を命じた。米国とイランの緊張感が高まっているためという。中東情勢が一段と緊迫し、原油供給が減りかねないとの見方から買いが優勢になった。

上値は重かった。米エネルギー情報局(EIA)が15日発表した週間の米石油在庫統計で原油在庫が増えた。国際エネルギー機関(IEA)が15日発表した月報では、2019年の原油需要の伸びを日量130万バレルと従来予想から9万バレル下方修正した。在庫増と需要伸び悩みで需給がやや緩むとの見方につながった。

15日に米中で公表された経済指標が市場予想を下回り、景気の先行き不透明感も強まった。原油需要の減少につながるとの思惑を受けた売りも出て、上値を抑えた。

ニューヨーク金先物相場は小幅に反発した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である6月物は前日比1.5ドル高の1トロイオンス1297.8ドルで取引を終えた。地政学リスクの高まりなどで相対的に安全資産とされる米国債が買われ金利が低下し、金利のつかない金の買い材料になった。半面、米株の上昇を受けた売りも出て上値は重かった。

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