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商品概況

NY商品、原油反発 時間外で半年ぶり安値も値ごろ感から買い

2017/5/6 5:17
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【NQNニューヨーク=神能淳志】5日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の6月物は前日比0.70ドル高の1バレル46.22ドルで取引を終えた。最近の急速な下げで値ごろ感から買いが広がった。石油輸出国機構(OPEC)など主要産油国が協調減産を延長し、需給の緩みに歯止めが掛かるとの期待も相場を支えた。

4日深夜の時間外取引で原油相場は一時43.76ドルまで下げ、期近物ではOPEC加盟国が協調減産で合意する前の2016年11月15日以来およそ半年ぶりの安値を付けた。米シェール企業による増産で世界的な需給の緩みが意識される中、商いが細る時間帯に節目の45ドルを割り、損失覚悟の売りを巻き込んで下げが加速したとみられる。

急落後は次第に買い戻しが増え、通常取引では買いが優勢だった。OPEC加盟国は5月25日の総会で協調減産を6カ月間延長するとの見方が有力だ。ロイター通信によると、サウジアラビア高官は「OPECがロシアなど非加盟国を含めた減産延長を模索している」と明らかにした。主要産油国の協力で将来は供給が絞られるとの期待が相場を支えた。

最近の原油価格の下落を受けて「米シェール企業の生産が難しくなる価格帯に近づいている」(米商品先物会社プライス・フューチャーズ・グループ)との指摘もある。シェール企業が増産を手控え、深刻な需給悪化に至らないとの見方だ。

5日発表の4月の米雇用統計で景気動向を敏感に映す非農業部門の雇用者数が市場予想を超えて増加した。悪天候の影響などで大幅に鈍化した3月からの回復は鮮明で、景気拡大が続けば原油需要も高まるとの期待も先物の買い戻しを誘った。

だが上値も限られた。米石油サービス大手ベーカー・ヒューズが5日公表した米石油掘削装置(リグ)の稼働数は前週末に比べ6基増の703基だった。16週続けて増え、15年4月24日以来およそ2年ぶりの高水準だ。米シェール企業の生産拡大に歯止めがかかるのかどうか、市場参加者は見極めきれていない。

ガソリンとヒーティングオイルも反発した。

ニューヨーク金先物相場は小幅に3日続落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である6月物は前日比1.7ドル安の1トロイオンス1226.9ドルで終えた。米雇用情勢が市場予想を超える改善を示し、米連邦準備理事会(FRB)による6月の利上げ観測が強まった。金利の付かない金の投資妙味が薄れるとの見方から、先物は売りが優勢となった。

7日にはフランス大統領選の決選投票を控える。極右候補が勝利すれば同国がユーロ離脱に踏み切り、欧州の政治情勢が混乱する可能性がある。結果を見極めたいとして一段と金相場の下値を探る動きも限られた。

銀は続落したが、プラチナは続伸した。

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