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NY商品、原油急落 一時20ドル割れ 金は7年半ぶり高値

【NQNニューヨーク=古江敦子】14日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が3日続落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の5月物は前日比2.30ドル(10.3%)安の1バレル20.11ドルで終えた。一時は19.95ドルと2週ぶりに20ドルを下回った。世界的な経済活動の停滞で需要が急減し、在庫増が警戒されている。15日発表の週間の在庫統計を前にして、先回りの売りも出た。

石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟の主要産油国は12日、日量970万バレルの減産で合意した。だが、新型コロナの影響で需要が1500万~2000万バレル減っているとの試算もあり、減産は力不足との見方が広がっている。

14日は「在庫急増が数カ月続くのは確実で、貯蔵施設の限界を試す勢いだ」(ソシエテ・ジェネラルのマイケル・ヘーグ氏)との指摘があった。「中東や北アフリカ沖には余剰生産の原油を積むタンカーが増えており、相場の先安観は簡単に拭えない」(ジェフリーズのランディー・ギビアンズ氏)という。

米エネルギー情報局(EIA)は15日、週間の石油在庫統計を発表する。ダウ・ジョーンズ通信がとりまとめた市場予想では、原油とガソリン在庫が一段と積み上がる見通しだ。

金先物相場は4日続伸。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で、取引の中心である6月物は前日比7.5ドル高の1トロイオンス1768.9ドルで終えた。一時は1788.8ドルと中心限月として2012年10月以来7年半ぶりの高値をつけた。外国為替市場でドルが主要通貨に対して下落し、ドルの代替投資先とされる金に買いが入った。

国際通貨基金(IMF)は14日、新型コロナによる移動制限を理由に世界経済の成長率予測をマイナス3.0%に下げ「大恐慌以来、最悪の不況になる可能性が高い」と指摘した。運用リスクを回避する目的の金買いを促した。

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