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商品概況

NY商品、原油が大幅反発 タンカー攻撃で供給や中東情勢を警戒

2019/6/14 5:01
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【NQNニューヨーク=川内資子】13日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は大幅に反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で、期近の7月物は前日比1.14ドル(2.2%)高い1バレル52.28ドルで取引を終えた。石油輸送の要衝の中東ホルムズ海峡近くで石油タンカーが攻撃されたのを受け、原油供給や中東情勢の緊迫に対する警戒感が強まり買いが優勢になった。朝方には4.5%高の53.45ドルまで買われた。

ホルムズ海峡近くのオマーン湾で日本の船舶を含む2隻の石油タンカーが日本時間13日に攻撃を受け炎上した。世界で海上輸送される原油の約4割が通過するとされる海峡近辺では5月にも複数のタンカーが攻撃された。攻撃が多発する状態が続けば、原油輸送を控える動きが広がり供給が減るとの見方が強まった。

中東情勢の緊迫化への懸念も原油の買いを誘った。今回の攻撃について、ポンペオ米国務長官が13日午後の会見で「イランに責任がある」と述べた。5月のタンカー攻撃時も米政権はイランの関与を指摘しイランは反発した。米国とイランの関係が一段と悪化し、中東の地政学リスクを高めるとの警戒感が強まった。

ただ、世界経済の減速で原油需要が低迷するとの見方などから、タンカー攻撃が伝わる前には売りが優勢だった。原油需要を巡っては石油輸出国機構(OPEC)が13日に発表した月報で2019年の世界の石油需要見通しを引き下げた。

ニューヨーク金先物相場は3日続伸した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である8月物は前日比6.9ドル高の1トロイオンス1343.7ドルで終えた。石油タンカーが攻撃されたのを受けて中東情勢を巡る警戒感が強まり、現物資産の裏付けがある金先物には逃避資金が流入した。ポンペオ氏の発言が伝わった通常取引の終了直後に一段高となった。

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