2019年6月18日(火)

NY商品、原油が半年ぶり高値を更新 イラン産禁輸や中東懸念で

2019/4/24 5:15
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【NQNニューヨーク=古江敦子】23日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が上昇した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)でこの日から期近となった6月物は前日比0.75ドル高の1バレル66.30ドルで終えた。一時は66.60ドルと期近物として約半年ぶりの高値を更新した。米政府が22日に発表した対イラン制裁強化を受けた供給懸念が続いた。

トランプ米政権は8カ国・地域にイラン産原油の輸入を認める特例措置を5月2日に打ち切ると22日に発表した。23日発表の国際エネルギー機関(IEA)のリポートによると4月のイランの輸出量は日量110万バレル程度。世界の総需要の1%分に当たる。政情不安が続くベネズエラやリビアの供給減も懸念され、ガソリン需要が高まる夏のドライブシーズンを前に需給ひっ迫を見込む買いが強まった。

市場では「中東情勢の混乱を招くとの観測も買いを促した」(トラディッション・エナジーのジーン・マクギリアン氏)との声も聞かれた。イランは米国への対抗措置として、中東の原油輸送の要衝であるホルムズ海峡の閉鎖も辞さない考えを22日に表明していた。

ただ、相場は下げに転じる場面もあった。サウジアラビアなど中東産油国は生産余力があり「相場の上昇の勢いは限られる」(ゴールドマン・サックスのダミアン・コーバリン氏)との指摘もあった。

金先物相場は反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で、取引の中心である6月物は前日比4.4ドル安の1トロイオンス1273.2ドルで終えた。米株式相場の上昇で投資家心理が改善し、リスク回避目的で買われやすい金の重荷になった。

一時は1267ドル近辺と、中心限月として昨年12月下旬以来の安値を付けた。

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