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NY商品、原油が2年7カ月ぶり高値 イラン反政府デモの長期化で 金は時間外で下落

2018/1/4 5:42
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【NQNニューヨーク=古江敦子】3日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の2月物は、前日比1.26ドル(2.1%)高の1バレル61.63ドルで取引を終えた。一時は61.67ドルと期近物として2015年6月10日以来2年7カ月ぶりの高値を付けた。イランの反政府デモが沈静化せず、地政学リスクを背景とした買いが相場を押し上げた。

 昨年12月28日に始まったイラン市民による反政府デモは3日時点で40以上の都市に広がった。現時点で同国の原油生産や輸出に影響は出ていないと伝わったが「混乱が長引けば供給に不透明感が強まる」(RBCキャピタル・マーケッツのマイケル・トラン氏)との見方が多い。トランプ米政権がイランに対し新たな経済制裁を科すとの思惑も一部で浮上し、地政学リスクを織り込む買いが入った。

 市場では4日発表の米石油在庫統計で原油在庫の縮小基調が続くとの観測が多い。需給の引き締まりを見込んだ買いも相場を支えた。

 4日にニューヨークなど米北東部の寒波が厳しさを増す見通しで、暖房需要が高まる可能性が高い。ヒーティングオイルやガス価格が上昇し、原油に波及した面もあった。ガソリン価格も上昇した。

 金先物相場は9日続伸した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で、取引の中心である2月物は前日比2.4ドル高の1トロイオンス1318.5ドルで終えた。イランの反政府デモに収束の兆しが見えず、現物資産の裏付けがあり、相対的に安全とされる金先物に運用リスクを回避する目的の買いが入った。前日の時間外取引では一時1323.0ドルと、中心限月として昨年9月18日以来ほぼ3カ月半ぶりの高値を付けた。

 ただ通常取引終了後の時間外取引では金は下落した。米連邦準備理事会(FRB)が昨年12月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を発表し、大型減税で景気回復が進めば18年の利上げを加速する必要があるかを議論していたことが分かった。想定より金融政策の正常化が進む可能性が意識され、金市場への資金流入が細るとの見方から売りが出た。

 銀は7日続伸、プラチナは続伸した。

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