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NY原油、一時50ドル割れ 1年1カ月ぶり

中国需要減を警戒

一時、1年1カ月ぶりに50ドルを割り込んだ=ロイター

【NQNニューヨーク=岩本貴子】3日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は4日続落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の3月物は前週末比1.45ドル安の1バレル50.11ドルで取引を終えた。新型肺炎の拡大を受けて中国の原油需要が減っていると伝わり、売りが優勢になった。

一時は49.80ドルを付け、昨年1月9日以来、1年1カ月ぶりに50ドルを割り込んだ。1月8日に付けた直近の高値(65.65ドル)からの下落率は24%に達し、高値から20%超下げる「弱気相場」入りした。新型肺炎のまん延で世界経済の減速懸念した売りが止まらない。

米ブルームバーグ通信は2日、中国のエネルギー産業に詳しい人の話として「中国の原油需要は約20%落ち込んでいる」と報じた。海外との人の往来が減ったり、工場が停止したりして経済活動が停滞しているためだ。

米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は3日、石油輸出国機構(OPEC)高官の話として「OPECは中国需要減に対応するため減産を決める可能性がある」と伝えた。ただ、ロシアなど非加盟国が減産に協力するかは不透明で、協調減産による需給引き締まりを見込む買いは限られた。

TD証券のバート・メレック氏は「ロシアなど非加盟国の同意を受けてOPEC加盟国が大幅な減産に動けば、40ドル台後半を底に反発するだろう」とみる。半面、合意できなければ40ドル台で低迷する可能性もあるという。

ニューヨーク金先物相場は小幅に続落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である4月物は前週末比5.5ドル安の1トロイオンス1582.4ドルで取引を終えた。中国人民銀行(中央銀行)が3日、1兆2000億元の資金を金融市場に供給した。中国景気を下支えするとの見方が広がり、リスク回避時に買われやすい金先物には売りが優勢だった。3日の米株式市場でダウ工業株30種平均が反発したことも金先物の売りにつながった。

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