2019年8月21日(水)

NY商品、原油が小反発 ハリケーン警戒も利益確定で上値重く

2019/7/13 5:01
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【NQNニューヨーク=古江敦子】12日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が小反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の8月物は前日比0.01ドル高の1バレル60.21ドルで終えた。米メキシコ湾に熱帯低気圧が接近し供給不安などを背景に買いが入った。ただ、相場が急速に上げていたため利益確定の売りも出て方向感は乏しかった。

米国立ハリケーンセンターによると、熱帯低気圧「バリー」はハリケーンへと勢力を増し13日にも石油施設が集中するメキシコ湾岸に上陸する見込み。バリー襲来を警戒し、同地域の原油生産量は11日までにほぼ半減し、一部の精製所や港湾の操業停止も伝わった。目先は原油やガソリンなどの供給が減るとの見方から買いが入った。

中東情勢の緊迫も相場を押し上げた。イラン政府が12日、英政府が前週に拿捕(だほ)した同国の石油タンカーを開放するよう求めたと伝わった。英政府は10日にイランの船舶が中東のホルムズ海峡で英石油タンカーの進路を妨害したと発表しており、欧米とイランの対立が強まれば中東産原油の生産や輸出に悪影響が及ぶと警戒された。

ただ、取引終了にかけて急速に伸び悩んだ。11日に期近物として約1カ月半ぶりの高値を付けており、利益確定の売りが出た。国際エネルギー機関(IEA)が12日発表の月報で、世界的な供給過剰が続き「需給改善が一段と遠のきそうだ」との見方を示したのも相場の重荷だった。

金先物相場は反発した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で、取引の中心である8月物は前日比5.5ドル高の1トロイオンス1412.2ドルで終えた。早期の米利下げ観測が続き、金市場への資金流入が続くとの見方が相場を押し上げた。外国為替市場でドルが主要通貨に対して下落し、ドルの代替投資先である金に買いが入った面もあった。

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