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商品概況

NY商品、原油が下落 ガソリン在庫増を嫌気、金は横ばい

2019/8/22 5:01
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【NQNニューヨーク=古江敦子】21日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が下落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)でこの日から期近となった10月物は前日比0.45ドル安の1バレル55.68ドルで終えた。米株式相場の上昇で買いが先行したが、米国のガソリン在庫の増加を受けエネルギー需要の弱さを懸念した売りが優勢になった。

朝方は米株式相場が大幅に反発して始まり、リスク資産とされる原油にも買いが波及した。小売業の市場予想を上回る決算を受け米消費の力強さが意識され、原油需要が順調に伸びるとの期待を誘った。

米エネルギー情報局(EIA)が午前に発表した石油在庫統計で、原油在庫が市場予想以上に減少した。相場は上げ幅を広げる場面があったが、買い一巡後に下げに転じた。ガソリン在庫が増え、同時に発表されたガソリン消費量が減ったのを嫌気した売りが出た。

夏のドライブシーズンにガソリン需要が強まらなかったことが確認され、「エネルギー全般の需要が伸び悩んでいるとの懸念につながり、需給改善が遅れると警戒された」(トラディッション・エナジー)という。

ただ、下値は堅かった。イランのロウハニ大統領が「石油に対する制裁措置が徹底的に取られ、イランの石油輸出がゼロになった場合、国際的な石油輸送海路(ホルムズ海峡)がこれまでと同じ安全性を確保できなくなる」と述べたと21日に伝わった。中東情勢の緊迫が供給に悪影響を与えるとみた買いが入った。

金先物相場は横ばいだった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で、取引の中心である12月物は前日と同じ1トロイオンス1515.7ドルで終えた。朝方は米株式相場の上昇で、現物資産の裏付けのある金先物に売りが先行した。取引終了にかけては7月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨の発表を午後に控えて持ち高調整の買いが入るなど、方向感が乏しかった。

午後の時間外取引中に発表された議事要旨への相場の反応は限られた。外国為替市場でドルが主要通貨に対して上昇し、ドルの代替投資先である金は小幅に下げる場面もあった。

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