2018年9月25日(火)

NY商品、原油が反落 米中摩擦を警戒、リビアの供給再開も重荷

2018/7/12 5:07
保存
共有
印刷
その他

【NQNニューヨーク=古江敦子】11日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が4営業日ぶりに大幅反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の8月物は前日比3.73ドル(5%)安の1バレル70.38ドルで終えた。米中貿易摩擦への警戒感が再燃。世界景気の減速や、中国が米国産原油に関税を課すことへの懸念から売りが加速した。

 朝方から売りが先行した。リビアで閉鎖されていた石油輸出港の操業が再開したと伝わった。同国産原油の供給減を見込んで積み増してきた買い持ち高を解消する動きが広がった。石油輸出国機構(OPEC)が11日公表した月報で、加盟国の6月の生産量が増えていたことも売りを誘った。

 トランプ米大統領が10日夕に中国に対する報復関税の追加措置を発表し、中国も対抗姿勢を見せた。貿易摩擦が激化すれば世界景気が冷え込み、原油需要が細るとの見方が広がった。中国が米国から輸入する原油に追加関税を課せば、米国の原油在庫増につながるとの観測も売りを促した。

 米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間の石油在庫統計で原油在庫が減った。相場はやや持ち直す場面もあったが、すぐに米中摩擦に着目した売りに押された。

 金先物相場は続落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で、取引の中心である8月物は前日比11.0ドル安の1トロイオンス1244.4ドルで終えた。米中貿易摩擦の激化で世界の経済成長が鈍るとの見方から銅など工業用金属が下落し、金にも売りが波及した。

 外国為替市場でドルが主要通貨に対して上昇した場面で、ドルの代替投資先とされる金から資金が流出した面もあった。

秋割実施中!日経Wプランが12月末までお得!

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報