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商品概況

NY商品、原油3カ月半ぶり安値 53ドル台 対メキシコ関税で需給懸念

2019/6/1 5:03
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【NQNニューヨーク=川内資子】5月31日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は大幅に3日続落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で、期近の7月物は前日比3.09ドル(5.5%)安の1バレル53.50ドルで取引を終えた。米政権がメキシコ製品に追加関税を課すと発表。貿易摩擦の激化が世界経済を押し下げ、原油需要が減るとの見方から売りが膨らんだ。

一時は53.10ドルと2月中旬以来ほぼ3カ月半ぶりの安値を付けた。

トランプ米政権は30日、不法移民流入への対策が不十分として6月10日からメキシコから輸入する全製品に5%の追加関税を課すと発表した。米国にとって中国と並ぶ主要な輸入先とあって、追加関税で北米のサプライチェーン(供給網)の寸断を招き、景気に悪影響を及ぼすと懸念された。

米国はメキシコから原油を輸入している。メキシコ産原油に対する追加関税で米国での原油価格が上昇すれば需要を下押ししたり、流通の混乱を招くとの見方も浮上した。貿易摩擦の懸念から米株相場が大きく下げたことも、リスク資産である原油の売りを誘った。

石油サービス会社ベーカー・ヒューズが午後に公表した米国での石油掘削に使う設備(リグ)の稼働数は前週比で4週ぶりに増えた。供給増で需給が緩むとの見方から原油の売りが加速した。

ニューヨーク金先物相場は続伸した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である8月物は前日比18.7ドル高の1トロイオンス1311.1ドルで終えた。一時1311.9ドルと中心限月として4月半ば以来の高値を付けた。貿易摩擦の激化への懸念から現物資産の裏付けがあり、リスク回避時に買われやすい金先物が上昇した。

外国為替市場でドルが対円やユーロなどで下落したため、ドルの代替投資先とされる金を買う動きも出た。

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