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NY商品 原油は続落、「リビアが増産」と伝わる 金1カ月ぶり高値

【NQNニューヨーク=滝口朋史】5月31日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は大幅に続落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の7月物は、前日比1.34ドル安の1バレル48.32ドルで取引を終えた。石油輸出国機構(OPEC)などの減産の枠組みに入っていないリビアが増産していると伝わり、需給悪化への警戒感が売りを誘った。減産合意前に膨らんだ買い持ち高を減らす動きも相場の重荷になった。

欧米メディアによるとリビアの原油産出量は日量82万7000バレルと、ほぼ3年ぶりの高水準に膨らんだという。OPECと非加盟国の減産量は合計で180万バレルで、リビアの増産で減産効果がそがれるとの見方が売りを誘った。「横ばいにとどまった中国の5月の製造業購買担当者景気指数(PMI)とともに売り材料視された」(プライス・フューチャーズ・グループのフィル・フリン氏)との指摘があった。

OPECは5月25日に協調減産の9カ月間延長で合意したが、合意に先立って投機筋(非商業部門)の原油先物の買い持ち高が膨らんでいた。米商品先物取引委員会(CFTC)によると買い持ち高は5月23日時点で1週間前に比べ1割あまり増加していた。減産合意で買い材料が出尽くし、買い持ち高を縮小するための売りが続いている。

ガソリンとヒーティングオイルも続落した。

ニューヨーク金先物相場は反発した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で中心限月の8月物は、前日比9.7ドル高の1トロイオンス1275.4ドルで終えた。ドルが幅広い通貨に対して下落し、ドルの代替投資先として逆の値動きになりやすい金に資金が流入した。ドルがユーロに対して下げ幅を広げた場面では1273.2ドルと、4月25日以来ほぼ1カ月ぶりの高値を付けた。

買い一巡後はやや伸び悩んだ。米連邦準備理事会(FRB)が6月13~14日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げするとの観測が根強く、投資資金の流入が細るとの見方から上値を追うような買いは限られた。

銀は4営業日ぶりに反落し、プラチナは反発した。

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