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商品概況

NY商品、原油が反発 在庫減を好感 北朝鮮情勢の緊迫で金は急反発

2017/8/10 5:01
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【NQNニューヨーク=森田理恵】9日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は3営業日ぶりに反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の9月物は前日比0.39ドル高の1バレル49.56ドルで取引を終えた。米原油在庫の減少が続き、供給過剰への警戒が後退した。

 米エネルギー情報局(EIA)が9日発表した週間の石油在庫統計では、前週末時点の原油在庫が6週続けて減った。EIAは前日公表した8月の短期エネルギー見通しで、米国の2017年後半の原油生産ペースが年前半よりも伸び悩むと指摘していた。原油の余剰感が薄れるとの期待が先物の買いを誘った。

 北朝鮮情勢を巡る緊張の高まりも原油相場を押し上げたとの見方がある。市場では「米軍は世界最大の原油の消費機関だ」(プライス・フューチャーズ・グループのフィル・フリン氏)との声があり、米国が実際に軍事行動に踏み切った場合の原油需要の拡大が意識された。

 もっとも、相場は下げる場面もあった。EIAの統計では、ガソリン在庫が8週ぶりに増加。夏のドライブシーズンが終盤を迎え、石油製品であるガソリン在庫がだぶついているとの警戒が原油先物の売りを誘った。

 ガソリンは3日続落。ヒーティングオイルは3営業日ぶりに反発した。

 ニューヨーク金先物相場は急反発した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前日比16.7ドル高の1トロイオンス1279.3ドルで終えた。北朝鮮情勢の緊迫で投資家心理が悪化。実物の裏付けがあり安全資産とされる金に逃避資金が集まった。午後の時間外取引では一段と買われ、一時1284.7ドルと6月8日以来2カ月ぶりの高値を付けた。

 金の最大需要国であるインドでは7月の金の輸入量が前年同月の約2.5倍に膨らんだという。7月に導入した物品サービス税の影響が「懸念されたほど大きくない」(コメルツバンク)との見方も金先物の買い安心感につながった。

 銀は続伸した。プラチナは10日続伸し、朝方には一時1トロイオンス985.0ドルと、中心限月として4月21日以来の高値を付けた。

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