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商品概況

NY商品 原油50ドル割れ、在庫増で3カ月ぶり安値 金は8日続落

2017/3/10 6:00
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【NQNニューヨーク=森田理恵】9日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は4日続落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の4月物は前日比1.00ドル安の1バレル49.28ドルで取引を終えた。一時48.59ドルと、石油輸出国機構(OPEC)加盟国などが減産で合意した昨年11月30日以来の安値を付けた。米国内の在庫急増を材料視した売りが続いた。

 米エネルギー情報局(EIA)など今週発表された官民の週間在庫統計で、米国内の原油在庫が前の週から急増したことが確認された。減産合意による価格安定が米シェール生産の増加を招き、原油の需給バランスが再び崩れかねないとの警戒感が先物にまとまった売りを誘った。

 外国為替市場でドル高が進み、ドル建てで取引される原油相場の割高感も意識された。

 NYMEXでは2月下旬にかけて、投機筋(非商業部門)による原油先物の買越幅が過去最高に達していた。需給改善に疑問が生じたことで買い方が持ち高の解消に動き、相場の急落につながったとみられる。

 原油在庫について市場では、シェール増産のほか「減産合意前に米国に向けて輸出された原油の積み上がりが続いている」(プライス・フューチャーズ・グループのフィル・フリン氏)との指摘があった。EIAが前日発表した統計では、前週末時点の在庫がデータを遡れる1982年以降で最大に達していた。

 ガソリンとヒーティングオイルはともに続落した。

 ニューヨーク金先物相場は8日続落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である4月物は前日比6.2ドル安の1トロイオンス1203.2ドルで終えた。一時は1201.2ドルと、2月1日以来およそ1カ月ぶりの安値を更新した。

 米連邦準備理事会(FRB)が14~15日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げを決めるとの観測が金利の付かない金からの資金流出につながっている。外為市場でのドル高もドルの代替投資先とされる金の重荷になった。

 9日発表された週間の新規失業保険申請件数は市場の予想以上に増加したが、市場では「労働情勢の改善に沿った内容」(バークレイズ)との評価が多かった。10日発表の2月の雇用統計が「市場予想を多少下回る程度なら3月の利上げはほぼ確実で、金には売り圧力が続くだろう」(フォレックス・ドット・コムのジェームス・チェン氏)との声があり、金相場の先安観が意識された。

 銀は3日続落し、一時中心限月として1月27日以来の安値に下げた。プラチナは4日続落し、一時は1月4日以来約2カ月ぶりの安値を付けた。

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