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商品概況

NY商品、原油が大幅反落 減産期待の買いしぼむ 金は7年半ぶり高値

2020/4/10 5:05
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【NQNニューヨーク=川内資子】9日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で、期近の5月物は前日比2.33ドル(9.3%)安の1バレル22.76ドルで取引を終えた。主要産油国が大幅な協調減産で合意するとの期待から買いが先行したが、減産しても需要縮小を補い切れないとの見方が次第に強まり、売りが優勢となった。

石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国で構成する「OPECプラス」が9日、協調減産について電話協議した。午前中はロイター通信が、価格競争を繰り広げていたサウジアラビアとロシアが減産で合意し、最大で日量2000万バレルの減産を協議していると報じた。5月物は一時13%高となる28ドル台に上昇した。

ただ、買い一巡後は売りが優勢となった。OPECプラスの協調減産は日量1000万バレル程度やそれ以下にとどまるとの報道が出て、合意内容を慎重に見極めたいとのムードが強まった。減産量は新型コロナによる原油の需要減の方が大きいとの警戒感も盛り返した。

原油相場は3月末に18年ぶりの安値を付けた後は値を戻してきた。週末を前に持ち高を調整する目的の売りも出て、相場の重荷となった。

ニューヨーク金先物相場は続伸した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である6月物は前日比68.5ドル高の1トロイオンス1752.8ドルで終えた。一時1754.5ドルまで上昇し、中心限月として2012年10月中旬以来ほぼ7年半ぶりの高値を付けた。外国為替市場でドルが対円やユーロなどで下落し、ドルの代替投資先とされる金が買われた。

米連邦準備理事会(FRB)は9日、新型コロナの影響を和らげるための新たな資金供給策を発表した。世界各国の中央銀行の緩和的な金融政策を背景に、金市場に資金が流入するとの見方も買いを誘った。

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